歪み 第三話 中学生作成

歪み~負の連鎖~

「前書き」

※今日は早帰りだったのでブログ投稿出来ました。早く学校に慣れたいです。

※このブログの投稿者somasitaは現在中1開成中学校の生徒{聖光.渋幕を始めとする併願校も全勝}です。勉強法なども暇な時に投稿していく予定なので気になる方は読んでくださると嬉しいです。

※この物語は完全にフィクションです。

※終盤、主人公の語彙がやや衰えております  

 が、主人公の思考力の衰えを表してます

 

そして半年後…

「あの日から、僕は排除されなくなった。

けれども、それで良いのだろうか。この状況を変えようと思わないなら、結局は他のZ村の生徒達と一緒だ。」

 「それに、亜衣に呆れられてしまうかもしれない。」

僕はそう思いつつ、景雄への排除を止めたいという、余計な口出しをすると、おそらくまた、昔の排除される生活が戻ってくるということを考えると景雄への排除を僕に止めることなんて出来るはずなかった。あの日までは…

 中学生三年生の七月の時だ。僕はあのポスターを見た。

 「いじめを見過ごしているならば、加害者と同じ。」

というポスターだった。もちろん、それだけで僕の心は大して変わりはしなかった。ほんの少し、ほんの少しだけ、景雄を助けようという思いが心の中に芽生えただけ、それだけで終わってしまうはずだった。

 その日の夜に何気なくニュースを見た。そして、そのニュースを聞いてしばらく僕は愕然としていた。

 「Z村のT学校で少年Kが事故死」

このニュースを聞いて、僕は、すぐにこの少年Kは景雄を表していることを悟った。そして、彼の死については二つの可能性を考えた。

一つ目は

 「甲鉄が彼を過度にぶったり、蹴ったりして、死なせてしまったのを事故に見せかけていること」

二つ目は

 「周囲から排除され、心が病んだ彼が自殺したこと」

どちらにしてもそれは、

「自分を守ろうとしてくれたクラスメイトが身勝手な生徒達や地域の大人達のせいで、死に追いやられた」

という重い事実を意味していた。僕は彼が自分をいじめから救おうとしてくれていたことを思い出した。彼の優しい顔を思い出した時、亜衣のあの言葉を思い出した。次の瞬間に僕の眼には甲鉄に対する深い憎悪がこもっていた。

さらに数日後、僕の心に火が付いた。なんと、亜衣の病状が急激に悪化して、突然死したとの知らせが届いたのだ。僕には亜衣の急死の原因は、従兄弟である景雄死亡にあると考え、甲鉄に対する憎悪は絶対のものとなった。そして、同時に僕の全神経が活性化したような気がした。そしてその火は、間違った方向に進んでしまった。

 僕があのニュースを見た明後日、学校の掃除の時間、甲鉄の死体が見つかった。すぐに駆け付けた警察によると、甲鉄は何者かの手によって刺殺され、まだ死んでからそんなに時間は経っていないということだった。ここまで読んだ人ならもうわかるだろう。首謀者は僕だ。僕はあのニュースを見た翌日、なぜか普段と違ってやはりまるで、「超人」になったように能力が活性化していた。そして、それで活性化した能力を利用して甲鉄に恨みを持っている生徒達を言葉巧みに誘導し、甲鉄を殺害するように仕向けたのだ。無論、甲鉄殺害について迷いが生じたことは何度もあった。しかし、景雄の自分を救ってくれようとした時の、優しい顔を思い出す度にその迷いは無くなり再び甲鉄への激しい怒りの炎が僕の心の中で燃え上がった。そして、最終的には迷うことなく、甲鉄を殺害した。自分が間違った事をしたとは微塵も思ってはいなかった。その現場を何者かに目撃されてしまうという可能性をその時の僕は考えてもいなかった。だから、先生や警察達が、

 「犯人はこの中にいる。そのことは知っている。正直に白状しなさい。白状しなくても私達警察が捜査したら、すぐに犯人はわかります。今白状しなければ、さらに重い罪となってしまう。この中にいる犯人の身のためにも白状することを勧める。犯人は速やかに白状しなさい。」   

と脅したときも、「白状」などはしなかった。「何も間違った行為をしていない僕」が「犯人」として逮捕されるのは耐え難いものだった。共に甲鉄殺害を企てた生徒達が脅しに屈して口を割ることを少し心配してはいたが、結局生徒達口を割ることは無かった。警察は

 「翌日、また調査に来ます。」

と言って深夜十一時半に今日の所は去っていった。

 しかし、翌日警察が来ることは無かった。偶然近くの市で大量殺人事件が起きたのだ。

犯人は僕ではない。少々都合の良すぎるような気がしたが、そのことについて、あまり真剣には考えていなかった。警察はそちらの事件の調査で手一杯だったのでその日はT学校に警察は来なかった。学校は殺人事件のことがあってその日からの二日間は休校となっていた。

オマケ 蛇谷亜衣 イメージ図

一週間に一回程度投稿していく予定なのでお読みいただけると嬉しい限りです。

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